2015年07月23日

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ

eしずスタッフのつかもとです。

いよいよ8/2に開幕を迎える、劇団四季のミュージカル「美女と野獣」静岡公演。
準備真っ只中のお忙しいところ、舞台の仕込みを見せていただけるというので、
eしずおかも取材に行ってまいりました。(取材日は2015/7/23です)

7/9から始まった舞台の設営もハード面の仕込みがほぼ終わり、
現在は照明などの明かりを作っているところ。
120人のスタッフで25日間かけて完成します。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
6m×11mのお城のセット。お城だけで10トンもあるそう。


案内してくれたのは舞台監督の古城 博之(ふるきひろゆき)さん。
舞台監督というのは演出家のイメージしたセットを形にするお仕事です。

セットや装置はすべて自前。仕込みの機材は11トントラックが40台分も!
静岡公演の会場は静岡市民文化会館。劇団四季の専用の劇場ではないため、なんと劇場の改修工事から始めたとのこと。
取り外せるものは全て片付けて、劇団四季の舞台を再現。

「お客様が観る会場によって見え方が違うわけにはいかない」
からと、オリジナルの演出を大切にするプロのお仕事です。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
もちろん自前のこちらの床にはいろいろな仕掛けが埋め込まれています。


元々あった会場のステージの床の上に、モーター、ワイヤー、チェーンなどが入ったショーデッキ(床)を設置。セットや背景幕はすべてコンピューター制御で管理されていて、15cmほどの床の中に仕込んだワイヤーなどで動きます。
床と吊りもののオベレーター2人で動かすというセット。公演中、同じラインで出てくるセットや道具は舞台袖で何度も組み直すというので、セットにも注目です。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
波ような形の階段が素敵なお城のセット。


お城の中にもお邪魔させてもらいました。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ


ロイヤルブルーの内装に黄金の装飾が美しいicon12
壁や柱を這う蔦の葉、野獣の顔やドラゴンの装飾、お部屋の扉(実際は開かないそうですが)など、細かい部分まで豪華なお城。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
柱や壁にはスワロフスキーのビジューがいっぱい。


お城内部は、余計な箇所に光があたらないよう黒のテープで調整されたライトの間接照明でおしゃれな雰囲気。
背景幕の明かりの絵には後ろから照明を当てて実際に光らせているんですよ。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
真ん中のバルコニーがお城の一番高い場所


今週中にはすべて完成させ、26日からはスタッフによる
装置を動かすタイミングなどのテクニカルリハーサルを開始。
その後、俳優さんも参加してイリュージョンなどのリハーサルをしたあと、
出演者全員そろったリハーサルに続きます。

劇団四季ミュージカル「美女と野獣」舞台仕込みレポ
天井にもぎっしりと照明や仕掛けが。


ストーリー以外にも見どころがたくさん!
地元で鑑賞できるこの機会に、あなたもぜひ劇場へ。
この夏、感動の舞台を体験してください。

(取材日 2015/7/23)
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>>公演情報はこちら
劇団四季「美女と野獣」静岡公演情報

>>製作発表の様子はこちら
ミュージカル「美女と野獣」製作発表レポ







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Posted by エイプラスワイ at 18:36│Comments(0)イベント取材レポ
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